「RPAに興味はあるけれど、うちにはIT人材がいない」「そもそもRPAって何?」
そう思っている中小企業の経営者の方は多いのではないでしょうか。
RPA(Robotic Process Automation)とは、ロボットを活用して人間が行う定型的な業務を自動化する仕組みです。簡単に言うと 「Excelマクロの上位版」 のようなものと考えると、とっつきやすいかもしれません。
たとえば、「Excelマクロでボタン一つで処理が完了して、おおっ!」 と思った経験がある方もいるでしょう。それと同じように、RPAを活用すれば、メールの送信、サイトからのデータ抽出、ダウンロード、帳票作成 などの一連の作業をロボットが自動で行ってくれるのです。
RPA導入の壁:「うちにはロボットを作れる従業員がいない」
「RPAを導入してみたいが、ロボットを作れるような社員はいない」
このような不安を持つ企業も多いでしょう。
しかし、もし 「Excel関数を使いこなせる社員」 がいるなら、RPAの可能性を試してみる価値があります。RPAのデモ動画を見せると、意外と 「おおっ!」 と興味を示す社員が出てくるかもしれません。
「とはいえ、マクロやプログラミングは難しそうで不安……」
そう思うかもしれませんが、安心してください。ExcelでIF関数やVLOOKUP関数を組み合わせて業務をしている人なら、RPAを使いこなせる可能性があります。
RPAの最大の特徴は、VBAやプログラミングの知識がなくても、視覚的な操作で自動化ができること です。さらに、RPAを活用すれば、「マクロを作れる○○さんが退職したら業務が回らない」 といった属人化のリスクも軽減できます。
「業務効率化したい!」という発想が広がる
一度ロボットの便利さを実感すると、「この作業も自動化できるのでは?」 と業務担当者の発想が広がることが多いです。
実際、RPA導入後の企業では、「自動化のアイデアが次々と生まれ、社内の業務改善が加速する」 というケースも珍しくありません。
業務の効率化だけでなく、社員のスキルアップにもつながり、結果的に 「人手不足を補う」 ことにもなるのです。
おすすめのRPAツール:まずは無料の「Power Automate」から
RPAツールにはさまざまな種類がありますが、まず試してほしいのは「Power Automate」 です。
Microsoft 365(旧Office 365)に標準装備されており、2025年2月現在、無償で利用可能 です。(※一部有償版もあり)
Power Automateは、他の有償RPAツールに比べるとやや取っつきにくい ものの、無料で試せる点が大きなメリットです。まずは 「手作業の業務をロボットで置き換える」 という体験をすることが重要です。
もしPower Automateが難しいと感じた場合は、有償のRPAツール も検討するとよいでしょう。有償版のRPAは、使いやすさやサポートの充実度が高く、 「無料版で挫折した企業でも導入しやすい」 という特徴があります。
RPAはコスト削減にもつながる
「有償版のRPAを導入するとコストがかかるのでは?」と心配になるかもしれません。
しかし、RPAは一度作れば、24時間365日休まず働いてくれる ため、人件費削減につながります。
たとえば、派遣社員やパートの人件費、求人広告費を削減できる 可能性もあります。
まとめ:超スモールスタートでRPAを試してみよう!
RPA導入にあたって、最初から大がかりなプロジェクトを立ち上げる必要はありません。
まずは、「手作業で時間がかかっている業務を1つ、自動化してみる」 ことから始めてみてください。
「うちにはIT人材がいないから無理」 と思う前に、 「Excel関数を使える社員にRPAを試してもらう」 ことから始めてみましょう。
このブログでは、RPA導入の具体的な方法や、経理の効率化、Excel活用術 などを発信していきますので、ぜひ参考にしてください!
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