Power Automate Desktopとは?
近年、業務の効率化が求められる中で「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の活用が広がっています。その中でも、Microsoftが提供するPower Automate Desktopは、RPAの入門として非常に優れたツールです。
Power Automate Desktopをおすすめする理由
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Windowsに標準搭載されているため、追加の費用なしで導入できる
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無料で使用可能なため、コストを気にせず試すことができる
(※一部高度機能を利用したいニーズがある場合にのみ、追加費用が発生)
これらの理由から、特に業務効率化を検討している初心者の方にとって、Power Automate Desktopは最適な選択肢となるでしょう。
今回はPower Automate Desktopのインストールから、初心者向けの簡単な使い方(レコーダーを利用)を解説します。
インストールと初期設定
1. Power Automate Desktopのインストール
Power Automate Desktopは、以下のリンクからダウンロードできます。
インストールが完了すると、デスクトップにアプリケーションのアイコンが表示されます。
2. 拡張機能のインストール
Power Automate Desktopを利用する際には、ブラウザの拡張機能をインストールすることをおすすめします。拡張機能を有効にすることで、Web操作を自動化できるようになります。
拡張機能のインストール方法は、Microsoft公式ページに詳しく記載されています。
3. Microsoftアカウントの準備
Power Automate Desktopを使用するには、Microsoftアカウントが必要です。個人アカウントまたは職場・学校のアカウントを用意しましょう。 Microsoftアカウント作成はこちら
Power Automate Desktopを使ってみよう!
① フローを作成する
Power Automateをインストールして起動したら、ホームの「新しいフロー」からフローを作成します。
フロー名はアクション(作業)を入れる箱のようなものなので、仮の名前でも問題ありません。何も入力しなければ「無題」で生成されます。
② レコーダー機能を使ってみる
まずは、業務がどのように自動化できるのかを体感してみましょう。
上部メニューの◎(レコーダー)をクリックすると、記録を開始できます。
③ レコーダー機能で作業を記録する
◎記録をクリックすると、記録が開始されます。
例えば、以下のような動作を記録してみましょう。
- デスクトップ上のGoogle Chromeのアイコンをクリックする
- 検索ボックスに「Yahoo」を入力し、検索する
- 表示されたYahooのリンクをクリックする
作業が終わったら、レコーダーの「完了」ボタンを押します。
④ 記録した作業を再生する
レコーダーで記録した作業は、「Main」の欄に自動でアクションとして追加されます。
再生ボタンを押すと、先ほど記録した動作が自動で実行されるはずです。
⑤ アクションを最適化する
レコーダー機能は便利ですが、記録されたアクションには無駄な動作が含まれることが多いです。
例えば、先ほどのGoogle Chromeを開いてYahooにアクセスする動作を、手動でアクションから作成してみましょう。
左側の「アクション」の一覧から、「新しいChromeを起動する」のアクションを、右側のMain欄にドラッグ&ドロップします。
- 「ブラウザの自動化」→「新しいChromeを起動する」 を選択する
- 再生ボタンを押す
このように、ロボット(PC)に実行させたい動作をアクションとして一つずつ追加することで、業務の自動化が可能になります。
業務効率化を進める
レコーダーの機能を試したら、簡単なフローを作ってみましょう
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▼簡単なフローができたら、メール送信アクションを試してみましょう。
非常に簡単にセッティングでき、すぐに業務効率化に続く作業になります。
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