Webサイトの日付入力、自動化できていますか?Power Automate Desktopのレコーダー機能では対応できないケースも。本記事では、主要な4タイプの日付入力方法と、それぞれのベストな自動化手法を解説します。
1. 直接入力できるテキストボックス型
テキストボックスに直接日付を入力するタイプのWebサイトです。
このような形式であれば、比較的簡単に設定できます。
対応方法:
-
変数に格納した日付データを「WEBページ内のテキストフィールドに入力する」アクションで設定します。
-
文字入力するだけなので、レコーダー機能を使っても自動化可能です。
- 変数の使い方は下記の記事が参考になります:
2. ドロップダウンリストから選択する型
ドロップダウンリストから日付を選択するタイプのWebサイトです。
この場合、リスト内の値を正しく選択する必要があります。
対応方法:
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「Webページでドロップダウンリストの値を設定」アクションを使用します。
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UI要素の設定で日付リストのドロップダウン部分を選択します。
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右側の▽マークをクリックし、「UI要素の追加」から指定します。(下図)
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オプション名に、リストから選びたい日付の変数を入力します。
3. カレンダーUIから日付を選択する型
カレンダーUIから日付を選択するタイプのWebサイトです。
期間の部分の直接入力ができないためカレンダーから日付を選ぶことでしか対応できません。このような場合は、下記のような設定が必要になります。
対応方法:
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「WebページでJavaScript関数を実行」アクションを追加します。
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以下のスクリプトを入力します:
function ExecuteScript() {
document.getElementById("is-download-start-date").value = "%finishData%";
}
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is-download-start-date
の部分を、対象の入力フィールドのIDに変更します。 -
矢印アイコンをクリックし、日付を入力したい部分を選択するとHTMLが表示されるので、
id
を確認します。 - Value=""の間に、入力したい日付の変数を入れます。ここでは%StartData%が入っています。
4. Java制御型のカレンダー対応
一部のWebサイトでは、JavaScriptではなくJavaでカレンダーが制御されており、通常の手法では日付入力が難しいことがあります。
この場合、Power Automate DesktopのUI要素設定を工夫して対応します。
対応方法:
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レコーダーで日付入力部分を選択し、UI要素を記録します。
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記録したUI要素の「セレクタービルダー」(鉛筆アイコン)を開きます。
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LABEL → text
の部分に、表示させたい日付の変数を入力します。
まとめ
Power Automate Desktopを使用してWebサイトの日付入力を自動化する際には、サイトごとの仕様に応じた適切な方法を選択することが重要です。本記事で紹介した方法を活用し、業務の効率化を進めてください。
また、日付の入力をする前に、対象期間の日付を自動取得しませんか?簡単に設定できる方法があります。
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