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Power Automate Desktop無料版 vs 有料版!できる事できない事

Power Automate Desktop無料版 vs 有料版!できる事できない事・業務効率化に最適なのは?

RPAの活用にあたり、Power Automate Desktopの【有償版にはどのような機能があるのか】【どの程度業務の効率化が可能なのか】、また【無償版との違いは何か】と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

結論として、どこまで業務を自動化したいかによりますが、無償版には制約があるため、利用用途によっては有償版のほうが圧倒的に利便性が高いと言えます。

本記事では、無償版と有償版の違いを分かりやすく解説し、業務効率化の観点から適切な選択についてご紹介します。

無償版でできること・できないこと

まずは、無償版でどの程度の自動化が可能なのかを確認しましょう。

無償版のメリット

基本的なフローの作成が可能
手動でのフロー実行が可能
シンプルな作業の自動化には十分対応可能

例えば、「Webサイトからファイルをダウンロードする」「ファイルを連続でコピーし、リネームして保存する」等といった単純な作業の自動化であれば、無償版でも十分に活用できます。

無償版のデメリット

実行回数に制限がある(上限に達しやすい)
スケジュール実行ができない(毎回手動での実行が必要)
OCRなどの高度な機能に制約がある

特に、実行回数の上限は業務利用において大きな課題となります。また、スケジュール実行ができないため、フローを毎回手動で実行する必要があり、業務の完全な自動化は難しくなります。

有償版を利用するメリット

Power Automate Premium(有償版)を利用すると、無償版では対応が難しい本格的な業務自動化が可能となります。

AI Builderの活用

有償版では、AI Builderを活用し、OCRを使った請求書や領収書の自動データ抽出が可能です。AI Builderはビジネスモデル向けのAI機能で、たとえば、OCRした後のデータについて抽出後の数値や日付、取引先名の識別が機械には難しいですが、AIを利用して実現できるため、手作業によるデータ入力ミスを削減し、経理業務の効率化が図れます。

また、OCR以外にも過去データを元に売上予測を立てたり、顧客メールの内容を感情分析し、自動仕分けをするような業務の自動化が可能になります。

クラウド連携と自動実行

Microsoft 365製品(SharePoint、Teams、OneDriveなど)との連携が強化され、デスクトップ上の処理結果をクラウドへ保存・共有することが可能です。

Power Automate Desktop無料版 vs 有料版!できる事できない事・業務効率化に最適なのは?

また、スケジュール実行機能により、定時での自動実行が可能となるため、業務時間外でも処理が進み、24時間体制での自動化が実現します。

フローの共有と管理

有償版では、作成したフローを組織内で共有し、一元管理することができます。これにより、個々の社員がフローを個別にコピー&ペーストする手間を省き、更新や保守を効率的に行うことが可能になります。

カスタマーサポート

有償版では、Microsoftやパートナー企業のサポートを受けられるため、トラブル発生時にも迅速な対応が可能となり、安定した運用を実現できます。

 

例えば、以下のような用途には有償版の利用が適しています。

夜間に自動で処理を実行する
OCRを活用し、請求書データを自動で抽出する
チーム全体でフローを管理する

無償版と有償版、どちらを選ぶべきか?

どちらを選択すべきかは、利用目的によって異なります。

無償版が適しているケース

🔹 簡単な作業の自動化を試してみたい
🔹 フローの実行頻度が少ない
🔹 個人で業務効率化を進めたい

有償版が適しているケース

🔹 本格的に業務を自動化したい
🔹 1日何回もフローを実行する必要がある
🔹 AI Builderや高度なクラウド連携を活用したい
🔹 チーム全体で自動化を進めたい

 

「まずは無償版で試し、必要に応じて有償版へ移行する」というステップを踏むことで、無駄のない導入が可能です。

まとめ:有償版への移行がもたらす効果と判断基準

Power Automate Premiumの月額料金は約2,248円~となっており、業務プロセス全体の自動化や、チームでの情報共有、クラウド連携機能を活用する場合には、大幅な工数削減が期待できます。

※料金表については公式サイトでご確認ください。

Power Automate の価格 | Microsoft Power Platform

 

例えば、
請求書の自動データ抽出
定期実行による自動メール送信
ファイル更新時の自動通知

といった業務を自動化することで、手作業によるエラーの削減労働時間の短縮が実現します。

「業務効率が本当に向上するのか?」と迷われる方は、まずは無償版で試し、組織全体での導入を検討する際に有償版への移行を検討するのが合理的です。

選択のポイント

無償版 → 個人の業務効率化、試験運用向け
有償版 → 本格的な業務自動化、チーム運用向け

業務効率化の第一歩として、Power Automate Desktopを導入してみてはいかがでしょうか。

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