Webサイトへ日付を入力する際に「今月一か月間のデータを出力したい!」と思うことはありませんか?
今回は、Power Automate Desktopを使用して、今月の1日と末日を取得する方法をご紹介します。
① 現在の日付を取得
現在の日付を基準に加算・減算することで、目的の日付を取得できます。
アクション:現在の日付を取得
変数:%CurrentDateTime%
例えば、本日が2025/03/16であれば、その日付が取得されます。
② 当月の1日を取得
現在の日付から「当月の1日」を取得します。
アクション:Datetimeをテキストに変換
-
変換するDatetime:
%CurrentDateTime%
-
使用する形式:カスタム
-
カスタム形式:
yyyy-MM-01
-
生成変数:
%FormattedDateTime%
これにより、2025/03/01が取得できます。
③ テキストをDatetimeに変換
Datetimeをテキストに変換したため、再度Datetime型に戻します。
アクション:テキストをDatetimeに変換
-
変換するテキスト:
%FormattedDateTime%
-
生成変数:
%TextAsDateTime%
④ 当月の末日を取得
当月の1日に1か月を加算し、そこから1日減算することで、末日を取得します。
1か月後の1日を取得
アクション:加算する日時
-
日時:
%TextAsDateTime%
-
加算:
1
-
時間単位:月
-
生成変数:
%ResultedDate%
(この時点で2025/04/01が取得されます。)
取得したテキストをDatetimeに変換
アクション:テキストをDatetimeに変換
-
変換するテキスト:
%ResultedDate%
-
生成変数:
%TextAsDateTime2%
1日減算し、末日を取得
アクション:加算する日時(減算)
-
日時:
%TextAsDateTime2%
-
加算:
-1
-
時間単位:日
-
生成変数:
%ResultedDate2%
これで、2025/03/31が取得できます。
⑤ 取得した日付をWebサイトに入力
生成された日時をWebサイトのカレンダー入力欄に活用しましょう。
応用編:加算・減算で自由に日付を取得
1. さまざまな日付の取得
日時の加算・減算を調整することで、さまざまな日付を取得できます。
1年前の同日を取得このように、年・月・日単位で日付を自由に調整できます。
2. 日付表示のカスタマイズ
Datetimeをテキストに変換する際、カスタム形式を指定することで、さまざまなフォーマットで表示できます。
例:
-
yyyy年MM月
→ 2025年3月 -
MM/dd/yyyy
→ 03/16/2025 -
MM
→ 03(数値化して使用可能)
数値として利用する場合は、「テキストを数値として変換」アクションを使用してください。
このようにPower Automate Desktopを活用すれば、簡単に日付を自動入力することが可能です。ぜひ、業務の自動化に活用してみてください!
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