経費精算を効率化するためにGoogleフォームの活用を検討している方。
最近ではGoogleが提供するノーコードアプリ開発ツール「AppSheet」も注目を集めており、どちらが良いか迷っていることも多いのではないでしょうか。
今回は、「GoogleフォームとAppSheet、どちらを使うのが最適なのか?」と疑問を持つ方のために、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較してみました。
AppSheetとは?
AppSheet(アップシート)は、プログラミング不要でアプリを作成できるノーコードツールです。Googleスプレッドシートと連携し、スマートフォン向けのアプリを構築できるため、経費精算のような業務フローの最適化に役立ちます。
AppSheetで経費精算アプリを作る手順
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スプレッドシートを準備
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「申請者」「日付」「金額」「科目」「領収書アップロード」などの項目を作成
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+Createからアプリを作成
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データソースとしてスプレッドシートを指定
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フォームを作成し、各フィールドのデータ型を設定
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科目をプルダウン形式にする
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承認ステータスを申請者が変更できないように設定
- 領収書アップロード項目をimageに設定
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保存して共有
登録されたデータはスプレッドシートに即時連携されます。
Googleフォームでの経費精算
Googleフォームをでの経費精算システムの作成手順は、以下の記事で解説していますのでご確認ください。
▼Googleフォームで承認フローを作成(中小企業向け)
▼Googleフォームで個人の経費精算(個人向け)
Googleフォーム vs AppSheetの比較
比較項目 | Googleフォーム | AppSheet |
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視認性 | シンプルなUI | スマホ特化で見やすい |
自動化 | GASを活用 | ノーコードで簡単(有料機能あり) |
入力のしやすさ | 1回ごとに送信 | 連続入力がスムーズ |
領収書アップロード | 画像はライブラリからのみ | カメラ起動orライブラリから選択 |
電子帳簿保存法対応 | なし | Google Workspace Business Plus以上で可能 |
費用 | 無料 |
有料プランが必要 |
画像の保存形式 | URL形式でスプレッドシートに記録 | パス形式で保存(検索不可) |
AppSheetをおすすめするケース
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個人利用の経費精算
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領収書を見返さない前提ならAppSheetは便利。
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作業報告やメモ用途
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写真付きの記録を簡単に作成・管理したい場合に最適。
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有料プランを活用できる場合
▼アプリ画面から確認する方法
Googleフォームをおすすめするケース
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コストをかけたくない場合
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無料で使えるため、小規模チームには最適。
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画像のURLをスプレッドシートに保存したい場合
- 画像データを確認しながらの作業が必要になる場合はGoogleフォームがおすすめ
★筆者の感想:データの取り扱いやすさを重視するなら、Googleフォームに軍配が上がります。特に、GASを活用でき、個人利用で(スマホUIをあまり考慮する必要がない)無償で使いたい場合にはGoogleフォームが適しています。法人利用においても、領収書の確認など、画像を見ながら進める必要がある業務にはGoogleフォームの方が利便性が高いでしょう。
結論:どっちを選ぶべき?
無料で使いたいならGoogleフォーム、有料でも視認性と使い勝手を重視するならAppSheetがおすすめです。
特に、スマホでの入力が多い場合や、ノーコードでの自動化を活用したい場合にはAppSheetが優位。一方、スプレッドシートとシンプルに連携し、画像の検索性を確保したい場合はGoogleフォームが適しています。
導入の際は、それぞれの特性を理解し、自社の業務フローに合ったツールを選びましょう!
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