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Power Automateでoutlookメールを転送する方法|デスクトップVSクラウド

Power Automate or Power Automate Desktopでoutlookメールを転送する方法|デスクトップフローVSクラウドフロー

業務では特定の送信先から来たメールを自動転送したい場合が多いのではないでしょうか。

Power Automateを使用すれば、Outlookで受信したメールを簡単に転送することが可能です。

Power Automateにはクラウドフローとデスクトップフローの2種類がありますが、本記事では両者の手順を解説し、それぞれのメリット・デメリットについて比較していきます。


クラウドフローを使用する場合

手順

  1. フローを作成
    「+作成」より、自動化したクラウドフローを選択。

    Power Automate or Power Automate Desktopでoutlookメールを転送する方法|デスクトップフローVSクラウドフロー

  2. トリガーを設定
    フロー名を入力し、「新しいメールが届いたとき(V3)」を選択。

    Power Automate or Power Automate Desktopでoutlookメールを転送する方法|デスクトップフローVSクラウドフロー

  3. 条件を追加
    「+」ボタンをクリックし、「条件」アクションを追加。

    Power Automate or Power Automate Desktopでoutlookメールを転送する方法|デスクトップフローVSクラウドフロー

    Power Automate or Power Automate Desktopでoutlookメールを転送する方法|デスクトップフローVSクラウドフロー

  4. 条件を設定
    「差出人」の動的コンテンツを挿入し、「is equal to」を選択。 転送対象のメールアドレスを入力。※/と入力すると動的コンテンツを挿入できます。

     

    Power Automate or Power Automate Desktopでoutlookメールを転送する方法|デスクトップフローVSクラウドフロー

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  5. 転送アクションを追加
    条件分岐の「真」の方に「メールの転送(V2)」アクションを追加。

    Power Automate or Power Automate Desktopでoutlookメールを転送する方法|デスクトップフローVSクラウドフロー


デスクトップフローを使用する場合

手順

  1. Outlookを起動
    Outlookを起動します」アクションを追加。

    Power Automate or Power Automate Desktopでoutlookメールを転送する方法|デスクトップフローVSクラウドフロー

    • 生成変数:OutlookInstance

  2. メールメッセージを取得
    Outlookからメールメッセージを取得」アクションを追加。

    • アカウント:自分のメールアドレス

    • 送信者が次を含む:転送対象のメールアドレス

    • 生成変数:MailMessages

      Power Automate or Power Automate Desktopでoutlookメールを転送する方法|デスクトップフローVSクラウドフロー※件名や本文等で細かくフィルタリングをしておいてください。
      Power Automate Desktopの場合は、全データの中から一番新しいデータを取得して転送するためデータ量が多いと動作が重くなることがあります。

  3. 変数の設定
    取得したメッセージの中から最新のものを抽出。

    Power Automate or Power Automate Desktopでoutlookメールを転送する方法|デスクトップフローVSクラウドフロー

    • 値:%MailMessages[0]%

    • 変数:FirstMail

  4. メールを転送

    Outlookメッセージに応答」アクションを追加。

    • アカウント:自分のメールアドレス

    • メールメッセージ:%FirstMail%

    • 応答アクション:転送

    • 宛先:転送先のメールアドレスPower Automate or Power Automate Desktopでoutlookメールを転送する方法|デスクトップフローVSクラウドフロー

    • ▼全体フロー

      Power Automate or Power Automate Desktopでoutlookメールを転送する方法|デスクトップフローVSクラウドフロー


クラウドフロー vs. デスクトップフロー

  クラウドフロー デスクトップフロー
トリガー 「新しいメールを受信したら」自動実行 手動実行 or 別のトリガーが必要
メールの取得方法 指定条件のメールをリアルタイム取得 実行時点で最も新しいメールを取得
動作の安定性 クラウド上で自動処理され安定 ローカル環境に依存し、不安定な場合あり
実行の柔軟性 簡単な設定で実行可能 他のローカル処理と組み合わせやすい

どちらを選ぶべきか?

  • リアルタイムで特定の送信元メールを即座に転送したいクラウドフローが最適。

  • デスクトップ環境で別の業務処理と組み合わせて転送したい → デスクトップフローが適切。

適切に使い分けることで、業務の効率化を大幅に向上させることができます。

日常的に大量のメールを処理する場合は、 クラウドフローを活用することで、リアルタイムでのメール転送が可能になり、手動での対応を減らすことができます。

一方で、デスクトップフローはメール転送に限らず、ほかの業務プロセスと組み合わせて自動化する際に適しています。

どちらの方法が最適かは、業務内容や環境によって異なりますので、自社の運用に適したフローを選択しましょう。

Power Automateをうまく活用することで、日々の業務の負担を軽減し、より重要な業務に集中できる環境を整えていきましょう。

クラウドフローを使う

▼One Driveのファイルを添付しメール送信

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▼シェアポイントにアップロードしたファイルを承認に回す

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◆デスクトップフローを使う

▼Power Automate Desktopで取引先毎に異なる添付ファイルをつけて送信

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▼Power Automate Desktopで複数添付ファイルを一括送信

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▼Power Automate DesktopでOutlook受信メールの本文と件名を抽出する

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