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メールの下書き保存を自動化!Power Automate VS GAS徹底比較

メールの下書き保存(メールを送信しない)を自動化!Power Automate VS Power Automate Desktop vs GAS(Google Apps Script)徹底比較

メールの下書き保存は、送信前の確認や定型文の管理に欠かせません。誤送信を防ぎたい場合や、上司の確認を経てから送信したい場合などに便利です。

今回は、Power Automate クラウドPAクラウド)、Power Automate Desktop(PAD)、Google Apps Script(GAS)を使って、下書き保存を自動化する方法を解説&どの方法が最適かの比較をしていきます。


Power Automateクラウドでの下書き保存(Outlook

Power Automate クラウドを使うと、HTTPリクエストを使ってOutlookの下書きを作成できます。

【手順】

  1. トリガーを設定(例:「新しいメールが届いたとき」など)

    メールの下書き保存(メールを送信しない)を自動化!Power Automate VS Power Automate Desktop vs GAS(Google Apps Script)徹底比較

  2. 条件を追加(差出人や件名など)

    メールの下書き保存(メールを送信しない)を自動化!Power Automate VS Power Automate Desktop vs GAS(Google Apps Script)徹底比較

    メールの下書き保存(メールを送信しない)を自動化!Power Automate VS Power Automate Desktop vs GAS(Google Apps Script)徹底比較※/と入力することで動的コンテンツを選ぶことができます。

  3. 「HTTP要求を送信」アクションを追加

  4. URIに「https://graph.microsoft.com/v1.0/me/messages」を入力

  5. メソッドPOST

  6. 本文

{
  "subject": "メールの件名",
  "body": {
    "contentType": "Text",
    "content": "メールの本文"
  }
}

メールの下書き保存(メールを送信しない)を自動化!Power Automate VS Power Automate Desktop vs GAS(Google Apps Script)徹底比較

▼全体フロー

メールの下書き保存(メールを送信しない)を自動化!Power Automate VS Power Automate Desktop vs GAS(Google Apps Script)徹底比較

【メリット】

クラウドでリアルタイム連携可能(TeamsやSharePointと連携しやすい)
完全自動化が可能(トリガーによる実行ができる)

【デメリット】

API設定が必要(Graph APIの設定が少々面倒)
無料プランでは利用不可かも?

※筆者は無料プランで実行できましたが(プレミアムコネクタは不要)環境によってはMicrosoft Graph APIアクセス権限 の影響を受けるかもしれません。

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PAD(Power Automate Desktop)での下書き保存(Outlook

Power Automate Desktop(PAD)を使えば、ローカルOutlookの下書きを簡単に作成できます。

【手順】

  1. Outlookを起動する」アクションを追加

  2. 「メールメッセージの送信」アクションを追加

  3. 必要項目を入力し、「下書きとして保存」にチェックを入れる

  4. フローを実行すれば、Outlookに下書きが保存される

    メールの下書き保存(メールを送信しない)を自動化!Power Automate VS Power Automate Desktop vs GAS(Google Apps Script)徹底比較

【メリット】

無料で使える(ローカル版OutlookがあればOK)
下書き保存にチェックを入れるだけなので超簡単(コード不要)

【デメリット】

手動実行が基本(トリガー自動化が難しい)
クラウド環境では動作しない


GASでの下書き保存(Gmail

GASを使えば、Gmailで簡単に下書きメールを作成できます。

以下のコードをGoogle Apps Scriptに記述し、実行するだけで下書き保存が可能です。

▼GASの初回導入手順

keiridx.net

【GASコード】

function createDraftEmail() {
  var recipient = "example@example.com"; // 宛先
  var subject = "これは下書きメールです"; // 件名
  var body = "このメールはGASで下書きとして保存されました。"; // 本文
  var options = {
    attachments: [], // 添付ファイルを追加可能
    bcc: "bcc@example.com", // BCC
    cc: "cc@example.com", // CC
    from: "your-email@gmail.com" // 送信元(Gmailのエイリアス設定が必要)
  };

  var draft = GmailApp.createDraft(recipient, subject, body, options);
  Logger.log("下書きを作成しました: " + draft.getMessage().getId());
}

【メリット】

無料で使えるGoogleアカウントがあればOK)
自動化しやすいスクリプトを定期実行可能)

【デメリット】

Gmail専用Outlookでは使えない)
OAuthの設定が必要(認証設定をしないと実行できない)


どれを選ぶべき?(比較とおすすめ)

手法 対応メール 自動化 コスト 難易度
GAS Gmail 定期実行可 無料
PAD Outlook(ローカル) 手動 無料
PAクラウド Outlookクラウド 完全自動化可 環境による 中~難

おすすめの選び方

  • Gmailを使うならGASが最適!

  • ローカルのOutlookを使うならPAD!(ただし手動実行)

  • 企業向けの完全自動化ならPAクラウド(ただし有料になるかも)


まとめ&関連記事リンク

メールの下書き保存を自動化することで、業務の効率化や誤送信の防止につながります。用途や環境に応じて、最適なツールを選びましょう。

「もっと詳しく知りたい!」という方は、関連記事もぜひチェックしてください。

📌 関連リンク

▼Power Automate VS GAS メールの添付ファイルの自動保存比較記事

keiridx.net

▼Power Automate・GAS・PADの違い徹底比較

keiridx.net

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