仕事を効率化するために、Power Automate Desktopを活用して、作業完了後にChatworkにメッセージを自動で送信できるようになると、非常に便利です。
特に、毎回手動でメッセージを送信している場合、この自動化は大きな時間短縮につながります。
毎日決まった時間に通知を送る場合には、Power AutomateのクラウドフローやGoogle Apps Script(GAS)も便利ですが、Power Automate Desktopを使えば、作業フローの流れで完了時にそのままメッセージを送信できるので、一度設定してしまえば、手間が一切かかりません。
「APIって難しそう」と感じる方もご安心ください。
Power Automate Desktopを使えば、複雑に思える設定もコピペで簡単にできるので、初心者の方でも安心して活用できます。
今回は、Power Automate Desktopを使って、Chatworkに作業完了報告のメッセージを送信する方法を、初心者にもわかりやすく解説します。
① ルームIDを調べる
まずは、Chatworkでメッセージを送信したいルーム(グループ)のルームIDを調べます。手順は以下の通りです:
-
Chatworkをブラウザで開き、メッセージを送信したいトークルームを選択します。
-
URL欄に表示されているアドレスの中で、
https://www.chatwork.com/#!rid*********
の*********
の部分がルームIDです。これが後で必要となりますので、コピーしておきましょう。
② APIトークンを調べる
次に、ChatworkのAPIを利用するために必要なAPIトークンを取得します。手順は以下の通りです:
③ 変数を設定する
Power Automate Desktopでメッセージ送信の準備を行います。以下の変数を設定するアクションを追加します:「変数の設定」のアクションを追加し、それぞれ値を入力します。
Chatworkで送信したいメッセージ内容を設定する際、特定の相手を指定したい場合は、Chatworkで「To:*******」という形式のテキストをそのまま入力します。
必要に応じて、GoogleドライブのリンクやスプレッドシートのURL、作業後の共有フォルダのパスなどもメッセージに添付できます。
※取得したルームIDやトークンは公開しないようにしてください。
④ Webサービスを呼び出すアクションを追加
メッセージ送信のために、Power Automate DesktopでWebサービスを呼び出します。設定方法は以下の通りです:
-
URL:
https://api.chatwork.com/v2/rooms/%RoomId%/messages?body=%Message%
-
メソッド:
POST
-
受け入れる:
application/json
-
カスタムヘッダー:
X-ChatWorkToken: %Token%
-
コンテンツタイプ:
application/x-www-form-urlencoded
この設定を行うことで、指定したルームにメッセージが送信されるようになります。
⑤ 実行と確認
Power Automate Desktopで設定を完了したら、実行ボタンを押して、メッセージが正常に送信されることを確認します。これで、作業が完了した時にChatworkに自動でメッセージを送信できるようになります。
▼最終フロー
毎日の自動送信も可能
もし、毎日決まった時間にメッセージを送信したい場合は、Power Automateのクラウドフローを活用すると便利です。ただし、クラウドフローを使うにはプレミアムプランが必要なため、コストがかかります。無料で済ませたい場合は、GAS(Google Apps Script)を使うのがオススメです。
終わりに
Power Automate Desktopを使えば、手軽にChatworkに作業完了報告を送信することができます。自動化することで、毎日の作業を効率化し、手間を大幅に削減できるため、ぜひ試してみてください。
メッセージの内容を自由に設定できるので、作業の進捗や注意点なども同時に送信できます。
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