「Power AutomateでTeamsにリマインダーを送りたいけれど、自分または個人チャットに送る方法がわからない…」 そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
Power Automateを使えば、特定の時間に自分宛て(自分以外の特定の個人もOK)のTeamsチャットへリマインダーを送ることが可能です。
今回は、初心者でも簡単に設定できる方法をご紹介します。
1. トリガーを設定する
Power Automateでは、特定の条件を満たした際にアクションを発動する「トリガー」を設定する必要があります。 今回は、「平日の午後5時に自分にリマインダーを送る」設定を行います。
設定手順
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サイドバーの「+作成」から、「スケジュール済みのクラウドフロー」を選択
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開始日: 4/2
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時間: 17:00 (午後5時)
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繰り返し間隔: 1週間
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曜日設定: 「日曜」と「土曜」のチェックを外す
これで、4月2日から土日を除く毎日17:00に自分宛てのTeamsチャットが送信されるようになります。
2. メッセージの投稿設定
次に、Teamsのチャットにメッセージを投稿するアクションを設定します。
設定手順
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Recurrence(繰り返し実行)の下にある「+」をクリックし、アクションを追加
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検索バーで「チャット」と入力し、「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」を追加
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各項目を設定
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投稿者: フローボット
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投稿先: フローボットとチャットをする
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Recipient(受信者): 自分(または特定の相手)のメールアドレスを検索し追加
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メッセージ: 「帰る前に日報を送信するのを忘れずに!」
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3. フローの保存とテスト
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フローを保存する
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「テスト実行」ボタンをクリックし、動作確認を行う
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正常にメッセージが送信されれば完了!
応用編: 特定のメールでリマインダーを送信
ここでは、さらに便利な応用方法として、もし特定の宛先から特定の件名のメールが届いたら、Teamsに通知を送るという設定をご紹介します。これを使えば、例えば「請求書が届いたら通知を受け取る」といった使い方ができます。
1. クラウドフローの選択
「自動化したクラウドフロー」を選択します。
2. 新しいメールが届いたときのトリガーを設定
次に、「新しいメールが届いたとき(V3)」を選択します。
3. 詳細パラメーターの設定
アクションをクリックして詳細を表示します。
「すべて表示」を選択。
「差出人」と「件名」のフィルターにチェックを入れます。
ここで、差出人のメールアドレスと件名を設定します。
例えば、件名に「請求書の件」と入力します。
4. Teamsに通知を送信するアクションを追加
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手順
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「+」をクリックして、アクションを追加。
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「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」を選択。
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投稿者: フローボット
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投稿先: フローボットとチャットをする
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Recipient: 自分を指定
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メッセージ: 例えば「請求書が届きました。確認してください!」と入力。
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5. 動的コンテンツの追加
メッセージ内容に動的コンテンツを追加することもできます。例えば、「差出人」や「件名」などを自動的に挿入することができます。
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動的コンテンツを追加するには、メッセージ欄に「/」と入力すると、差出人や件名を選択することができます。
これで、指定した件名のメールが届くと、自動でTeamsに通知が届きます。
▼全体フロー
▼メッセージ
まとめ
Power Automateで自分または個人あてにチャットを送る方法はいくつかありますが、
今回は一番簡易的な方法をご紹介しました。
Power Automateを使えば、Teamsにリマインダーを送る設定が非常に簡単に行えます。
これらを応用すれば、たとえば、指定のフォルダに新しいファイルが保存された場合に、自分宛てにTeamsで通知を送信するなどの設定も可能です。
ぜひ今回の手順を参考にしながら、実際に試してみてください!
▼関連リンク▼
Sharepointにファイルが追加されたらTeamsに承認依頼を送る
▼OneDriveにファイルが追加されたらメールを送信
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